誰でも長い人生の中で多大な影響を受けた人がいると思います。
自身の生き方に最も影響を与えた人を5人選んでください。
その5人に共通していることはありませんか。
中学生以下の子どもに尋ねると決まって両親や先生です。
社会経験が少ないから当然です。
高校生や大学生になると同僚や先輩、知人などが加わります。
大人になると職業や仕事が加わります。
人生の節目、節目で自身に影響を与えた人は変わります。
言い変えれば「出会い」なのです。
人との出会い、きっかけは様々です。
ほんの一瞬の出会いが自身の生き方を決める事さえあります。
或いは書物から影響を受ける場合もあります。
現在75歳の私ですが5人を選ぶとなると苦労します。
しかし、振り返ってみると20代~30代の時の「出会い」が私の人生、生き方を決定付けたように思います。
1人目は大脳生理学者の時実俊彦です。
彼の著書「脳の話」の中の一節です。
「植物は生きている。動物は生きていく。人間はよりよく生きる動物」である。
よりよく生きるとは何か。
これが私の一生のテーマになりました。
半世紀以上前の本ですが、今でも手元にあります。
ボロボロですが手放せません。
2人目は厚生省に心理職として入省して最初の上司のMさんです。
厳しくも優しい人でした。
周囲からは「仏のM」と呼ばれていました。
厳しさと言えば、毎日のように課題が机の上にありました。
答えは一つではない。
手加減なし。
必死に答えを出しました。
今の様にパソコンもAIもない時代です。
しかし、その時の経験がのちに大学で教鞭を執るようになった時に生きました。
研究論文を書くのにも大いに役立ちました。
答えは一つではない。この世に絶対はない、と言う彼の言葉が今も耳に残っています。
学生には私の前で「わかりません」はご法度と言いました。
時間をください。
調べて返答しますは良いと言った。
3人目は、続きは次回とします。
【認定NPO法人親子ふれあい教育研究所 代表理事 藤野信行】
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