小学校と中学校の教職員には振る舞い方(文化)の違いがあります。子どもたちを対象とすることは共通していても、発達段階が異なることが一因でしょう。
しかし「花笑み」は義務教育九年間を意識するので、相互理解は欠かせません。
「学ばぬ者に教える資格なし」はすべての教員が肝に銘ずるべき名言ですが、異校種間交流を意欲的に行う教員たちは正に「学ぶ者の集団」です。
この夏休みには「花笑み小・中一貫合同研修会」が開催されました。
まず「読解力」「基礎学力」「基本的技能」に注目した「文科系」「理数系」「実技系」の三つの分科会で学習面について強化したいポイントを探りました。
次の時間は生活面に関わる「特別活動」「生徒指導」「教育相談」の三部会に分かれての情報交換と指導のあり方の討議でした。
相互理解に留めず、連続する九年を共に創ろうという実践的な研修となりました。
夏の研修会の成功には一学期に他校に赴いて自分の目で見る「花笑み授業参観」が大きく作用しました。
実地見学では思考しながら「よさ」や「疑問点」等浮かび、それを元に話合いの論点がはっきりします。
直接体験がその人に大きな影響と成長をもたらすのは、子どもも大人も同じです。
そして今回、教室の担任の役割を三校の教頭と教務主任が担いました。
これも大きな成果です。
管理職も含めた三校の教職員が風通しよく関わり合うことは中学校入学時の不安感を解消し、中学生が小学校行事でボランティア活動を行うなど地域貢献にも役立ちます。
「学ぶ教員」たちの教師力アップも進行する「花笑み教育」に今後も注目ください。
【さいたま市立城南中学校 校長 吉原誠士】
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