十五夜と言えば秋の楽しみの一つですね。勿論お団子も美味しいのですが、何より秋の月はいつもより綺麗な気がします!古くから仲秋の名月として親しまれている秋の月ですが、一体なぜ秋の月は綺麗に見えるのでしょうか?というわけで今月は、「ヴァーモントの月」という曲の紹介です。「せせらぎの中漂う銅貨は、落ち葉、鈴懸の木にヴァーモントの月。」アメリカ東部のスキー場として有名なヴァーモントの美しい月光に照らされた景色を描いた歌です。1944年にジョン・ブラックバーンが詞を書き、カール・スースドーフが作曲した歌。マーガレット・ホワィティングの歌ったレコードでヒットしたが、ジョニー・スミスのギターによるレコードも有名だ、ジョニー・スミス……懐かしい名前である。懐かしいと同時に、このギター界の巨匠が今ではすっかりジャズ・ファンの関心の外にあるという不当な現実を、改めて認識させずにはおかない偉大なる名前でもある。私はギターという楽器が好きだ、子供の頃は、ベンチャーズ、スプートニクス、「キャラバン」「ダイアモンド・ヘッド」「霧のカレリア」そして、高校の頃は、テンイヤーズ・アフターの「アルビン・リー」が好きだった。大人になって「タル・ファーロー」「ウエス・モンゴメリー」そして、「ジョニー・スミス」と彼のギター・サウンドは、ハーモニーを最後の一音までハッキリと弾きだす。コード・ワークの微妙さは、その才たるものである。後期浪漫派的な、満ち足りた世界がジャズ・イディオムで繰り広げられているのです。「ヴァーモントの月」のムードを、ジョニー・スミスよりサトルに表現し得た者はいない。
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「岩槻の街中にタヌキ?」
ジャズと教育~実は関係があるのです~
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