カテゴリー:短歌

  • 今月の短歌

    しきなみ短歌10月例会の高点歌(四首) 食品の 値上げさわげど 塩シャケに タクワンミソ汁 日々に変らず 横山肇 色あせた 本をめくれば 懐しき イチョウの押し葉 ハラリと落ちる 石井厚子 朝ドラに 目を…
  • 今月の短歌

    今月の短歌 しきなみ短歌 9月例会の高点歌(四首) ラジオから 「昼のいこい」が 聞こえくる 祖母と過ごした 幼き日々よ 寺内達子 しばられる ことなく羽を 伸ばせると 踏み出す足が ちらりと泳ぐ 木城久美子 …
  • 今月の短歌 しきなみ短歌 8月例会の高点(四首)

    街灯が 点(とも)りて我が家の 庭の木々 二間(にけん)障子に 影絵を作る 舞草信子 しとしとと 若葉にかかる  雨音に 書を読むまぶた 重くなりくる 関根イツ子 六月の 風に…
  • 今月の短歌

    しきなみ短歌 7月例会の高点歌(四首) 心地好い 風吹き渡る 菜園に 夕餉(ゆうげ)の一品 絹さやを摘む 石井厚子 一日の 疲れ溶(と)けだす 湯船なり あごまでつかり ふうっとひと息 寺内達子 家持(やか…
  • 今月の短歌

    しきなみ短歌会6月例会の高点歌(四首) 柩には あふれんばかりの 花花花    埋もれる夫の 頬に手をやる 木城久美子 肩車されて 幼子 手を伸ばす   今も満開の 花に 触れんと  金子由美子 紀尾井町の ウ…
  • 今月の短歌 しきなみ短歌4月例会の高点歌(四首)

    舗装路の 小さき石に つまづきて  老いづく吾の 足もとを見る 関根イツ子 久々の 夢に母の 現れて  幼きわれは 叱られており  金丸由美子 映し出す 豪華客船 クルーズに  「いつか乗ろうね」も 遥か昔…
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