老いるということ (3)

 素敵な老い方だなと、思わせられた方に宇野千代さんが居ます。
彼女は晩年、(高齢になると)「治外法権なのよ」とおっしゃっていたそうです。
退屈なお葬式など、若い時にはお付き合いもあるし、礼を失するわけにはいかないから、退屈な読経も甘んじて聞くし、知らない人へも頭を下げるし、ということをしなければならなかったけれども、もう100歳も目前になれば、「疲れるから行きたくない」と言っても、立っていることが大変だから「座りたい」と言っても、誰もが「どうぞどうぞ」と言ってくれるようになる。
そういう意味で、「治外法権」なのよと。

 もう一人は、日野原重明先生です。じき100歳になろうかというときに、日本の作業療法士学会で講演会をしてくださいました。
もうそれはそれはよぼよぼで、パソコンなんてお使いにならず、広い会場でしたが、ホワイトボードに文字を書きながらお話してくださいました。
その文字も、震えて波なみになった線でしたが、おっしゃっている内容は、明瞭で、あ~私も同じ年をとるならば、このようになることを目指したいと思ったことを覚えています。
「私くらいの年齢になれば、入院患者はたいてい皆年下だから。
私が病室に見回りに行くだけで、手をとって、良かった今日も先生に会えたと、喜んでもえる。」とおっしゃっていました。
「いくつになってもね、この年になってはじめてわかるということがあるものなんです。
私は、毎年、年を重ねるのを楽しみにしています。」
こんな風に、言える生き方をすることができたら、すごいですよね。確か105歳まで、現役医師でした。

 私もあと数年で還暦なのですが、後輩に、久毛さんみたいに年を重ねたいと言ってもらえるような生き方ができているとは思えず、つい口をついて「年はとりたくない」とため息なんてついてしまうことを反省する毎日です。
皆様はいかがですか?【愛風・久毛】らえる。」とおっしゃっていました。
「いくつになってもね、この年になってはじめてわかるということがあるものなんです。
私は、毎年、年を重ねるのを楽しみにしています。」こんな風に、言える生き方をすることができたら、すごいですよね。
確か105歳まで、現役医師でした。

 私もあと数年で還暦なのですが、後輩に、久毛さんみたいに年を重ねたいと言ってもらえるような生き方ができているとは思えず、つい口をついて「年はとりたくない」とため息なんてついてしまうことを反省する毎日です。
皆様はいかがですか?【愛風・久毛】

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