城南中学校、和土小学校、新和小学校の小・中一貫教育「花笑み教育」の大きな目的は「地域共生」です。
地域と学校が協力し合いながら、子どもたちを育てていく、そんな風土を醸成しています。
九月十三日、笹久保地区で「笹久保古式子ども土俵入り」が開催されました。
この行事は国の重要無形民俗文化財に指定され、数百年前から子どもたちの健やかな成長と五穀豊穣を願って行われてきました。
今年はあいにくの天候のため、篠岡八幡大神社ではなく笹久保公民館での実施となりました。
当日は、新和小学校、和土小学校、太田小学校の児童が参加しました。
子どもたちは、化粧まわしや襦袢に身を包み、凛とした表情はとてもたくましく、会場は温かな雰囲気に包まれていました。
地域の方々から作法を教わりながら、一つ一つの所作を丁寧に行う姿に、この伝統行事を大切に受け継ごうとする気持ちが感じられました。
近年、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化し、地域の方々と直接関わる機会が少なくなっているとも言われます。
しかし、このような伝統行事は、子どもたちが地域の歴史や文化に触れ、多くの人々に見守られながら成長していることを実感できる貴重な機会です。
また、学校の枠を越えて児童同士が交流する場ともなり、新たなつながりを育む機会にもなっています。
地域に受け継がれてきた伝統は、それを守り伝えようとする人々の思いによって支えられています。
今年も準備や運営に携わってくださった保存会の皆様をはじめ、多くの地域の方々のご協力があって実現しました。
子どもたちは、そのような大人たちの姿からも多くを学んでいることでしょう。
地域と学校は、子どもたちの成長を支える大切なパートナーです。
これからも地域の文化や伝統に学びながら、人と人とのつながりを大切にする子どもたちを育んでいきたいと思います。
そして、笹久保古式子ども土俵入りが、未来へと受け継がれる地域の宝として、末永く続いていくことを願っています。
【新和小学校校長・樋浦康光】
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